顧客名簿の更新も、もちろん必須です。ただし、営業のためではありません。
連絡先が不明になると、交流するのが難しくなるからです。
たいてい、友人とはつかず離れず連絡ができます。友人とは交流するから、当たり前です。けれども、友人でも連絡がとれなくなると、だんだんと疎遠になります。それも当たり前ですよね。
お店と顧客との最終的な関係は、友人になるか、あるいは友人のような関係です。たまに、結婚します。顧客との距離感は経営者の方針ですが、交流を深めると自然とそうなります。
友人なら、連絡できるようにしておこう、となりますよね。同じなのです。顧客と交流を続けるために更新するのです。
更新を続けられるようにする
一度作った名簿が、日々の業務に紛れて更新されない。それを避けるには、正確に、簡単に、すぐに更新できる仕組みにします。
- 紙の台帳は、顧客が増えると、負担が大きいです。
- Excelは、間違いが起こります。入力の自由が高いため、簡単に変更され、間違って保存しても気づきません。そうしたトラブルが何度かあると、名簿を信頼できなくなります。Excelは表計算ソフトです。データベースには向きません。
- 住所録ソフトは、名簿の整理に良いです。しかし、それ以外が難しく、また、顧客が増えると利用しにくいです。そのため、顧客管理ソフトに乗り換える人もいます。
- 顧客管理システムを作成する。自社に合ったシステムができます。ただ、コストがかかります。
- 顧客管理ソフト(あるいはウェブサービス)で、課題が解決します。小さなお店にとって現実的な方法です。柔軟にカスタマイズできるソフトや、業種専用のソフトがあります。
参照:顧客の連絡先が変更になったら、知らせてもらう、顧客記録をすぐに見られる・共有できる