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北前船の顧客名簿「諸国御客船帳」2019.1.18

汽車の時代が始まる前は、北海道から大阪まで、北前船で物が流通していました。江戸時代からありますが、明治時代が最盛期です。

その北前船を顧客にする廻船問屋(かいせんどんや)は、船の記録を残して顧客名簿を作成していました。諸国御客船帳(しょこくおんきゃくせんちょう)です。

諸国御客船帳 | 浜田市

清水家 は、「 延享元年(1744)から明治35年(1902)の間の廻船が8906艘記載 」しています。159年分の顧客台帳ですよ!信じられませんよね! となると、江戸時代から商いをしている商家には、大福帳も100年単位で残っている気がします。


ほんと、見習わないといけないと痛感します。
顧客の記録をつける。それを、後世に残して伝える。お寺のご縁帳はそれを目的にしていますが、顧客管理ソフトも同様です。記録は後世の歴史資料です。