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繁盛店が必ずやっている チラシ 最強のルール2019.1.17

新規顧客を集客するためのチラシについて、作成から配布まで教えてくれる書です。既存顧客に対する顧客管理(支援)の方法では無いです。


チラシのキャッチコピー・写真の撮り方・色・レイアウトなど、デザインを専門にしない、チラシを片手間に作っている人向けに書かれています。ビギナーにとっては知らない情報、デザイナーにとっては当たり前、という内容です。


Wordで作る袋文字(ワードアートを使わない)について、詳しく書かれているのが、Wordでチラシを作成したい人にとっては良いでしょう(ネットにも同じ情報はありますが)。デザイナーでなければ、チラシはWordで、良くてMicrosoft Publisherを利用するのではないでしょうか?Adobe Illustratorを使うところはなかなか無いと思います。あるいは、手書きという選択肢もあり、それについてもこの書に触れられています。


顧客管理の視点からこの書を見れば、「宮崎県延岡市に城山ふとん店というふとん屋さんがあります。このお店のチラシは人間味あふれるチラシです。商品の特徴や金額などの記載は最小限にして、ふとんの良さや店主のこだわり、店主の趣味などとても人間臭いチラシ内容になっています。そのチラシは定期的に地元地域の家庭にポスティングされているそうですが、これを見てやってくるお客さまの多くは低価格ふとんを求めたり、値段交渉するようなお客さまではなく、ふとんの品質がもたらす価値を分かっている優良顧客だそうです。」(p253)の部分が、まさに、顧客管理(支援)のニュースレターと同じです。この布団店のチラシは、ホームページに掲載されていますから、見ると分かります。チラシの作成の技術も必要ですが、新規集客のためのチラシにするのか、固定客を増やす為のチラシ(ニュースレター)にするのか、という決断を最初にしないといけません。

  1. 商品と価格が載っているだけ 
  2. 商品+価格+解説のパターン 
  3. さらに、商品・価格は控えめにして、お店の思いや雑記を書き、2,3点のお奨めしたい商品について詳しくレビューする

この布団店は、3のパターンです。また、この方法が小さなお店にとっての、最適なチラシ(兼ニュースレター)と考えます。この本は、チラシの作り方・配布の仕方は網羅していますから、この書を利用して実際にチラシを作る際には、パターン3の方法でチラシを作成する視点でこの書を参考すると良いと思います。


■繁盛店が必ずやっている チラシ 最強のルール / 渋谷 雄大 (著)