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独学で勉強するために必要なこと2022.6.25

独学で勉強するために必要なことは何だと思いますか?

の質問に回答したので、転載しておきます。

1.目的を確立する。

何故・なんの為に勉強するのか? という目的。これが、勉強の土台になります。
目的がないと、意欲が高まらない。結果として、勉強がはかどらない。逆に、目的があると、困難な勉強や課題であっても、挑戦し続けることができます。

2.目標を設定する。

目的を確立したら、次は、目標を設定します。目標は、数値で確認できるのが良いです。

  • いつまでに、この範囲を○回読む。
  • ×月までに、○○をする。

目標は、無理なものではなく、実際に出来る事柄が良いです。
目的を達成するために、なにをしないといけないのか、を考えて、それらを目標に分割し、一つ一つ目標を達成するのです。

3.自分にあった学び方を見つける。

勉強は、独学があっている人もいますし、人にコーチしてもらうと伸びる人もいます。さらに、独学をするとしても、人によって合う方法は違います。試行錯誤して、自分で見つけましょう。とはいえ、多くの人にあった独学の学び方は、確立しています。例えば、日本での試験勉強なら、教科書と問題集を何回も繰り返すのでOKです(それ以外をしてはいけない。している時間が無いため)。この方法は、多くの人に合います。ただし、そうでは無い人もいるのです。

4.睡眠をとる。

眠りの時間を確保すること。眠りの質を高めること。
寝不足は、健康のみならず、勉強の質を低下させます。
また、研究の課題の解決方法を、睡眠時に思いつくこともよくあります。
参照:『睡眠こそ最強の解決策である』 Matthew Walker/著

5.試験勉強のためなら、自分にあった教科書を選ぶ。

受験から資格試験まで、教科書が多々あります。自分にあう教科書を見つけ、それ一冊のみを繰り返す。
ただ、自分の状況により、教科書を自由に選べないことも多いです。小中高で学ぶ時は、教科書に選択の余地はありません。そのため、その教科書が合わない時は、その教科書で勉強するのをあきらめた方が良い場合もあるでしょう。例えば、高校世界史の教科書は、あのページ数にあれだけ要領よくバランスをとってまとめたものだと思います。編集者と著者は、限られた条件の中で、最大限の成果をあげていると思います。しかし、文章自体は無味乾燥。読んでいて、つらい。世界史が好きな私が、こんな本は読んでいられない、と思うのですから、高校生が、挫折するのは無理ありません。となると、この場合、学校の世界史の教科書で学ぶのではなく、他の参考書か問題集を教科書にするのが良いかもしれません。

 

 

1,2,3,4とも、それを実現する方法は幾つもあり、かつ、多くの書籍でも解説されています。

 

例えば、目的を確立するには、

  • したいこと、欲しい物を、100個書き出す
  • 未来のなりたい自分を手帳に書いて、毎日確認する。

 

目標を達成するには

  • 振り返りを行う。出来たことを手帳につけて、自分を誉める。
  • マンダラチャートで、目的に何が必要かを可視化する。

など、数多くの方法があります。

 

これらも、自分にあった方法を採用すれば良いのです。