メールの方式
メールを受信・管理する方式には、大きく分けて2種類あります。
- IMAP(Internet Message Access Protocol) メールはサーバーに保存され、端末からはサーバー上のデータにアクセスします。
- POP(Post Office Protocol) メールは端末にダウンロードされ、通常はサーバーから削除されます。
IMAP方式のメールとバックアップの必要性
例えば、Appleが提供する iCloudメール はIMAP方式です。 つまり、メールはAppleのサーバーに保存され、PCのメールアプリには一部のみが同期されます。
このため、不具合などでサーバー上のデータが失われると、PC側だけでは復元できません。メール全体のバックアップが必要になります。
Outlookで同期される .ostファイル は一部のデータしか保持していないため、それをバックアップしても完全なバックアップにはなりません。
IMAP方式メールのバックアップ方法
IMAPメールを確実にバックアップするには、次の2つの方法があります。
- pstファイルとしてエクスポートする。
- pstファイルに、メールをコピー(移動)する。
pstファイルとは、Outlookデータファイルのことです。
❶ pstファイルとしてエクスポートする
Outlookの機能を使い、メールをpstファイルにエクスポートします。
詳細手順は Microsoft公式サポートページ を参照してください。
❷ pstファイルにメールをコピー(または移動)する
pst形式のデータファイルを作成し、そこへメールをコピーまたは移動します。 そのpstファイルをバックアップ対象とすることで、メール全体を保存できます。
POP方式メールのバックアップ方法
pstファイルをバックアップすればOKです。
IMAPのように、エクスポートしても良いです。
あるいは、Outlookが使っているpstファイルを、直接コピーしてバックアップしても良いです。次のようにします。
情報>アカウントの設定を開きます。
データファイルタブを選択して、個人用フォルダを選択、ファイルの場所を開くをクリック。
開いたフォルダにあるファイルをバックアップします。
バックアップについて





