概要
この記事では、次の事柄を取り扱います。
- 商品・サービスでは無くその周辺の関連することで、顧客にとって有益な情報
- 自社の商品・サービスに無関係であるけれど、顧客にとって有益な情報
商品・サービスに関する情報の提供はここでは取り扱いません。
例:パン屋さんの場合
パンを家で手作りする方法など、パンに関連する情報。 バターを手作りする方法。
例:不動産会社の場合
今後の不動産相場の見通し
様々と例示しなくても、自社の業界のことなら思いつくことはたくさんあるはずです。
お店にとってのメリット
- プロとして情報を提供することで、より信頼が高まります。
- 質の高い情報をホームページに掲載することは、検索エンジン対策(SEO)にとって、最も良い方法です。
顧客にとってのメリット
- 地域に根ざした情報や、マスメディアで流通していない他では知ることが出来ない情報は、顧客にとって価値が大きいです。
有益な情報とは何か?
- 体験談 今では、ネットで検索すればそれで終了するようなことは、価値が薄れています。 パン屋さんの例を出すと、バターを手作りする方法は、ネットでいくらでも知ることのできる情報です。それをニュースレターに単に掲載する、というのは、知らない人にとっては価値がありますが、知っている人にとってはもう一つ物足りない情報です。それだけでは無くて、自分でバターをこうして作ってみた、という体験談を含めた情報にすると、既に手作りバターの作り方を知っている人が読んでも面白いのです。自分の体験談ですから、説得力が違います。
- 難しい話の分かりやすい解説 話の内容はどちらも同じですが、理解するのに時間がかかる話と一読すればすっと理解できる分かりやすい話、人がどちらの文章を読んでみたいかと言うと、分かりやすい解説です。分かりにくく混乱するような内容を整理し解説する、それだけで価値があります。
- 自分で研究をした独自性の高い記事 例えば、カフェや珈琲豆焙煎店なら、珈琲に何を入れるのが美味しいのか?という研究をした記事です。牛乳・生クリーム・珈琲フレッシュ(植物油)の3種類がよく利用されますが、この味の違いを比べてみた記事は、カフェ好きなら面白い内容になります。 オリジナルの研究は時間はかかりますが、他の人がしていないことが多いので、価値も大きいです。
- 書評の場合 書評では、内容のまとめはあまり意味がありません。その書が多くの人に良いものであるのなら、読者にとってその本を読むのが正解なのであって、書評でのまとめは、その書に及ぶことはありません。であれば、読みたくなる書評とは、書の内容に対して自分の意見を述べること、自分が心揺さぶられた事を記すこと、本の内容を補う具体例・事柄、分かりにくい内容なら分かりやすくした解説だと思います。
文書を分かりやすくする
文書が分かりやすくなければ、価値ある内容であってもそれは半減してしまいます。分かりやすくするには、
- 自分で文書を書いてみる。
- 読者として想定する人に読んでもらい分かりにくい点を指摘してもらう。
と良いでしょう。
あなたなら、どのような情報を顧客に提供しますか?