マーケティングや顧客管理について、いくつも方法が提示されています。2014年発行の書ですが、内容は2004年まで発行していたニュースレターを基にしています。とはいっても、今でも通用する方法ですから、書名どおり、不変の考え方が示されています。
広告の表現や価格の決定などはマーケティングの分野で、 顧客管理(支援) の範囲ではありませんから、この記事の中では触れませんが、なるほどなぁ、と思う内容でした。
顧客管理(支援)に関しては、お客様の声、他社の顧客名簿を利用、お客様をファンにする方法、口コミを起こす方法、紹介してもらう方法などが書かれています。参考になります。ただし、他の本に詳しく書かれている事柄は、その本を読めばそれでいいと思います。例えば、お客様の声は、これを実践した結果が1冊の本(「売れた!売れた!「お客様の声」で売れました!」)になっています。こちらが詳しいですしお手本にしやすいです。
この書の中で、深く同意したことは、成功法則・方法 は「目の前にあるわけです。それに気づくか、気づかないか?」(p292)
さらに言えば、気づいていても実行しません。人は、行うべきこと、を知っています。けれども、それを実行に移さない。なぜでしょうか? 顧客管理(支援)の方法はすでにこのホームページや様々な書籍で示されています。効果が出ることは既に多数の実例で示されています。では、それをお手本にすればいいだけの話です。やってみよう、という意欲を持ち、実際に始めないと物事は進みません。
■不変のマーケティング / 神田昌典 (著)