顧客の間で適度な競争が行われるようにすると、顧客は張り合いが出たり、上達しようと練習したりします。
自社の商品・サービスを利用して優れた成績・結果を出した顧客を表彰と、結果的に同じ仕組みになりますが、たとえ表彰をしなくても、順位付けを行い顧客みんながその順位を見ることが出来るようにすると、勝手に競争が始まります。
コンテスト、大会、塾やスポーツ施設で、入賞者・成績上位者を掲示すれば、顧客の間で競争意識が芽生えます。適度な競争意識は切磋琢磨に繋がり、顧客のためになるかもしれません。
けれども、売上を上げるために、競争を過剰に煽るところもあります。ネットゲームは、ユーザーの成績を順位付け、課金を煽っています。中毒になってのめり込む人が出るような仕組みは、顧客のためにはなりません。
次の例は、良いとも悪いともなんとも言えないのですが、あるレストランチェーンでは、食べた肉の量をスマートフォンアプリで確認でき、全国の参加者の順位が分かります。食べ過ぎを助長する場合もありますが、糖質ダイエットのために上手に利用している人もいます。
何事もやり過ぎは良くありません。お店が競争を意図している・していないに関わらず、顧客の間で競争意識が芽生える場合があります。その時は、適度な競争に抑え、切磋琢磨をする関係に繋げていくと良いでしょう。
あなたのお店では、顧客に切磋琢磨してもらうなら、どのような仕組みにしますか?