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絶賛・称賛・自画自賛2020.1.1

お客が選びたくなるのはどっち?

 

販売者の説明

とても甘くて、薄い内袋で食べやすいです。

200日以上、樹の上で完熟させたみかんで、

何度も品質検査を行った、最上のみかんです。

 

購入者の声

甘いだけでなくちょうど良い具合に酸味もあって、とんでもなく美味しいです。

みかんはいろいろ食べ比べてきたのですが、こんな美味しいのは初めてです。

あんまり美味しいので、親戚にも箱ごと送りました。

来年もリピート決定です!

(愛媛県 伊藤さん・28歳)

 

 

販売する人の説明は、いいことばかり言いますよね。いいことばかり、というのは、自分たちにとって都合の良いことばかり、ということです。つまり、自画自賛です。

けれども、顧客の声は、その顧客にとっての事実です。事実であるからこそ、信頼できます。

称賛と絶賛の価値

新規のお客がその商品を選ぶ時に、販売者の説明と、顧客の声と、どちらがその決断を後押しするでしょうか? 結論は明らかです。だからこそ、Amazon, Yahoo!で販売しているネットショップは、レビューを集めることに力を尽くしています。

もし自分でも確認したいのでしたら、同じ商品で販売ページを作成し、Aは販売者の説明のみ Bは販売者の説明と顧客の声を数多く掲載します。ABテストを行えば、数値として確認できるでしょう。

顧客の称賛が数多くあればあるほど、新規客は安心してその商品を購入できます。失敗する可能性がかなり減るからです。

さらに、顧客の絶賛があれば、鬼に金棒、多少の否定的な評価すらも無効にしてしまい、新規客が集まります。

顧客からの称賛・絶賛は、生産者・販売者が、この商品で良いんだという、自信にも繋がります。

 

資本主義らしく、マネーでその価値を換算してみましょう(私の主観です)。称賛は、商品の価格の100倍の価値があります。絶賛は、商品価格の1000倍の価値です。例えば、1,000円の商品なら、称賛は100,000円の価値。絶賛は、1,000,000円分の価値です。それだけ価値あるものを顧客から頂いたことになります。

 

これだけすごいんですよ!こんなこともできますよ!しかもこの価格なんですよ!と、大声を上げて叫んだとして誰か振り向いてくれるでしょうか。大手は、莫大な広告費をかけて自画自賛を行っています。それと同じことを、小さなお店がして、一体全体、太刀打ちできる話ではありません。

けれども、小さなお店は、顧客からの称賛・絶賛をもらうことはできます。であれば、小さなお店が労力をかけて行わなければならないことは、顧客に喜びの声を依頼して、顧客からの称賛・絶賛を少しづつ集めることです。その為には、もちろん、商品の品質やサービスの深み、サポートの丁寧さが必要です。すべての段階にわたって顧客に満足してもらうのは難しいですから、自社の強みの部分にフォーカスをあてて、その部分の称賛をもらう方法もあります。

称賛・絶賛を、あらゆる段階で利用する

顧客からの称賛は、あらゆるシーンで利用できます。

顧客に助けてもらう、とはまさにこのことです。

 

 

あなたは、称賛・絶賛をして頂くために、何を行いますか?