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傘を貸し出す2020.5.28

貸し傘は江戸時代にはすでにあった顧客サービスで、川柳に詠まれたり、浮世絵にも描かれています。当時も、傘を借りて返却しない人がいました。今の時代も、無料の傘の貸し出しは始めやすいサービスですが、返却率が悪く行き詰まることも多いです。

また、雨傘、洋傘だけでなく、日傘、和傘の貸し出しもあります。

 

  • 外を回遊できる商業施設や住宅展示場で、その施設の中だけで利用できる傘を貸し出しています。
  • ホテルや旅館、観光案内所で、よく貸し出されています。貸し長靴をするところもあります。
  • 大手飲料メーカーは、自動販売機の横に設置して、傘を無料貸し出ししています。返却率は70%程度。
  • 商店街で貸すところも多いです。特に、長岡中央商店街はしっかりした傘を貸し出して、返却率97%
  • タクシー会社で、200円のデポジット制。返却時に返金。
  • 動物園・植物園で。
  • 学校・大学で。名前を書いてもらうことも有ります。

 

また、貸し傘は、雨のためだけではありません。

  • 旅館で、和傘を貸し出し。写真撮影の小道具にも。お子様用の小さい和傘も用意。
  • 観光スポットで、日傘として和傘を貸し出し。

返却率を上げる

貸し出した傘の返却率を高める方法は、色々と模索されています。

  • 安価なビニール傘は壊れやすいので、しっかりした傘にする。
  • レンタル傘だと分かるように、大きくロゴを入れる。
  • 観光客は返したくても返せなくなることが多いので、通勤などで再度訪れる人が多いところで貸し出す。
  • 返却時に、商品を割引
  • デポジット制。ただし、貸し出しの時と返却の時に手間がかかります。少額でもお金のやり取りですから、トラブルの元にならないようにする必要があるからです。

 

返却されず、傘が捨てられることもままあります。それは資源の無駄ですから、工夫をして解決したいところです。なかなか良いアイディアは思いつかないのですが・・・

 

小さなお店は、貸し傘をサービスとして明示しないまでも、雨が突然降り出した時に、傘を貸しましょうか?と尋ねるくらいのことはしたいですよね。

自坊でも、傘を貸し出しています。お墓参りの時に、傘を借りられる方がいます。また、この記事を書きながら考えたのですが、日傘の貸し出しも始めることにしました。夏の暑い時のお墓参りに、日傘があると良いですから。

 

あなたのお店では、傘を貸し出していますか?