あなたは、山を登るのに、どちらを選びますか?
- 子供からお年寄りまで、みんなが頂上に行ける道。やさしい道。
- プロの登山家しか登れない道。難しい道。
小さなお店が長く商いを続ける。それには、やさしい道を登れば良いのです。けれども、その道は知られていない。知られていないから、難しい道を選んで失敗する。残念ですが、そうした失敗はよくあります。
難しい道の失敗例は次の通りです。
- チラシやダイレクトメールで、大きな広告費をかける。
- 値下げして売るので、利益が出ない。
- 商品・サービスの品質を追求しても、顧客に理解されない。
- No1を目指す。
やさしい道は違います。
- 営業しません。
- 安売りしません。
- 商品・サービスの品質は、合格点で良いとします。
- No1を目指しません。
かわりに、新規客が固定客になる取り組みをします。
- 顧客と向き合い話を聴き、顧客についてよく知る。
- 顧客に自分について知ってもらう。
- 顧客の気持ちに寄り添い、顧客に礼をつくす。
- 顧客に喜んでもらう。
- 顧客をほめる。
- 顧客を助け、顧客から助けてもらう。
- 顧客に関わってもらう。
- 顧客に分かってもらう。
- 顧客に教えてもらう。
- 顧客から学ぶ。
- 顧客のニーズ・要望を引き出す。
- 顧客と繋がり続ける。
- 顧客に、忘れないように気づいてもらう。
- 顧客を守る。
- お得意様をもてなす。
つまり、一人一人の顧客と交流する。
すると、固定客が増えます。固定客が増えると、長く商いを続けられます。山に登るやさしい道とは、顧客と交流することです。
このやさしい道を、誰もが歩めるように、具体的に解説しました。残念なことに、やさしい道はあまり知られていません。なぜなら、この道を部分的に紹介した本はあっても、全体を解説したガイドブックが無かったからです。
お寺での実践(私のパートナーが住職)。私の本業と顧客へのヒアリング。収集した数多くの事業者の成功事例・失敗事例。それらを基に考えを深め、全てを記しました。
ここに、小さなお店の取るべき道を、力強く宣言します。
交流こそが、お店を救います。