物販のお店では、お得意様や会員向けの販売会は、よく行われています。
- アパレルで、一般向けのバーゲンセールを行う前に、会員向けにセールを行います。
- ブランド価値を維持するため一般向けバーゲンセールを行わないところもあります。ただ、その場合でも、上得意の顧客向けにセールを行うところがあります。その時のセール品には印をつけて、セール品だと分かるようにし定価販売の品と区別し、ブランド価値を損なわないようにしようとする方法も行われています。
- 百貨店は、外商顧客や上得意の顧客向けの販売会を開催しています。その際、トークイベントや音楽の演奏(ライブ)などの「おもてなし」をすることもあります。
- 集客のために、○○祭のような数日に渡る販売会を開催する場合でも、会員には来店時にプレゼントするという案内を送り、お得意様として差別化することは、よく行われています。
販売会を主催するなら、自分のお店だけでなく、催事出店をしたいお店を募集すると、規模も大きくなり、顧客の興味も引きやすくなります。ただ、規模が大きくなると、準備に手間もかかるので、年に何回も出来ることではありません。また、大勢の顧客が同時に来店すると、一人一人との顧客との交流がおざなりになってしまうデメリットもあります。
一般の顧客を対象とした販売会の目的は、バーゲンによって在庫を一掃したい、お店の認知度を上げたい、売上を増やしたい、と理由はいろいろでしょう。けれども、この場合の集客は、顧客を大勢の中の一人としてみてしまいがちです。
そうでは無く、お得意様を対象にし、顧客一人一人と向き合う仕組みにした販売会が、固定客を増やします。百貨店が行っているような特別なおもてなしを行うのも良いでしょう。「安く買えて、良かったね」で終わらせず、顧客から愛されるお店となるための販売会にする。その視点で、販売会を開催すると良いと考えます。
あなたのお店では、お得意様向けの販売会を行っていますか?