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カウンセリング・コンサルティングを行っている2020.5.4

個々の顧客の事情や課題は、その人にとって異なります。従って、専門知識や豊富な経験を持つプロフェッショナルとして、専門的な検査をしたり、個々の事情に応じて最適な提案をすることで、顧客は深く満足します。

飲食店でのコンサルティング

今日のお奨め料理をボードに書いておくのも良いですが、それは、顧客それぞれの好き嫌いや、今は何を食べたい(食べたく無い)のかを知った上での提案ではありません。

より深く顧客それぞれに応じた提案をするために、お客に聞いてから提案しているところがあります。観光客にお奨めの料理を聞かれた時に、「どちらからお越しですか?」「お昼は何を召し上がりましたか?」「お酒は飲まれますか?」と確認した上で、「では、これがお奨めですよ」と言うのです。素晴らしいやり方だと思います。

整骨院

整骨院などでは、問診票でカウンセリングを行います。施術をするのに必要な情報を充分に聞いておくことが必要だからです。どんな職種でどんな姿勢をしているのか、生活習慣は、など一人一人によく聞かないと分からない事柄です。

運動分析の専門的なシステムを使って、映像と数値化した分析を患者に見せて、治療方針などを理解してもらうところもあります。専門的な器具で検査して、ヴィジュアルと数値で患者と問題点を共有できるので、患者にとっても分かりやすく、コミュニケーションが円滑になるなど、皆にとってメリットが大きいです。

不動産・工務店

土地建物の相談の他、資金計画を作成するところも多いです。

ただ、顧客とっては、不動産も建築も極めて高額ですし選択に失敗できないのですから、事業者は日頃から相談にのり信頼を得るのが結局は近道です。実際そうしているところもあります。

時間をかけて、見込み客から新規顧客になってもらう

住宅メーカーや工務店は、今、建てたい・買いたい人を対象に営業をかけ、そのため競合との競争が激しく、顧客を争奪することに時間と労力をかけているところが多いです。1人の見込み客に何社もがアプローチをかけ、結局、成約するのは1社のみですから、他の会社にとっては無駄な手間とコストになります。それが、顧客への販売価格へ転嫁されるのですから、顧客にとっても良いことではありません。さらに言えば、こうした無駄な事柄は、地球の資源の浪費と考えます。

こうした手法をとるのではなく、将来いつになるかは分からないけれども、家を建てたい・買いたいという見込み客に継続してアプローチを行い、将来の新規顧客になってもらう、という方法をとるところがあります。この場合、年月をかけて相談にのり、好き嫌いも家族事情もよく分かるようになり、資金計画もライフプランも実情に合った提案ができるようになります。こうしたお店と顧客との関係になれば、他社が割り込んで来て見込み客を奪っていくことは減少します。メーカーや工務店は、顧客のそれぞれの事情を深く理解した上で提案ができるのですから、顧客にとっても自分にとって最適なプランを得られます。これも、お店と顧客との幸せな関係の形の1つです。

ある歯科医院の例

初診時に、歯の状態をしっかり把握し、患者の要望を聞き、また医院の治療方針を説明します。30分から1時間もの時間をかけて、カウンセリングを行っています。患者に納得してもらってから、治療や予防に取り組んでいます。ここまで行えば、患者は自分のことを分かってもらっていると感じることでしょう。

眼鏡店

完全予約制の、「両目のチームワーク・目と体の関係など」詳しく検査し説明するため、検査だけで1時間以上かける眼鏡店があります(ひびのメガネ・美濃加茂市)。それだけの時間をかけて検査して、最適な眼鏡を作るのが本来良いのでしょう。

パーソナルカラーアドバイザーが、カラー診断を行い、似合うフレーム選びの手伝いをするところもあります。

誰もができるようにする

カウンセリングシートを利用することで、漏れの無いヒアリングを、誰もができるようになります。シートにある項目を、その順に聞いていけば良いからです。これは、経験が多い人にとっても、有効な方法です。聞き忘れがなくなるからです。

専門的な検査をする

治療院での運動分析システムや、眼鏡店での両眼視機能検査など、専門店でなければ出来ない器具を利用して検査をしカウンセリングを行うと、深い説得力があります。

自坊では

葬儀の前に、ヒアリングシートを利用して、必要なことを聞いて書いています。相談を受けることも多く、その都度会って話したり、電話で回答したりと、日頃から、分からないことを聞いてもらいやすいように心がけています。

 

 

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