ニュースレターの記事を、大勢の人に書いてもらう方法です。
こうした、みんなの記事を集めたニュースレターの例はあまりありません。実例の1つは、あるラジオ局がいろんな人たちから原稿を集めて小さな冊子形式で無料で配布しています。
大勢の人が原稿を寄せ合ってニュースレターを作成するメリットは、
- 原稿を分散して書くので、一人一人の負担が少ない。
- 記事の量と、内容の範囲に富む
- 最終ユーザーと直接交流することが少ない人も、ニュースレターを通して交流することができる
です。
スーパーの場合
商品の生産元の農家やメーカー、販売元の輸入業者などにも書いてもらいます。お客様からも原稿を募集するのもちろん良いです。ただし、ニュースレターですから、商品の広告にしてはいけません。ニュースレターの方針にあった記事を書いてほしいと、編集者が依頼して趣旨を理解してもらいそれに沿った記事を集めましょう。生産者の自己紹介、生産者がどういう思いで作っているのか、こういう風に使っていますという体験記、レシピなど、ニュースレターらしい記事を依頼します。
スーパーの店頭では、商品のパッケージを通して、生産者は顧客と会話しているわけですが、その会話は実に瞬間に過ぎません。パッケージを通して、「これは美味しいよ、試してみませんか?」とメッセージを伝えます。顧客はそれに対して、「そうだね。試してみようかしら。でも、本当にそうなのかしら」と返答しています。
ニュースレターなら、家に帰って時間のある時に、長文を読んでもらえるわけですから、生産者と顧客との会話を長く続けることができます。生産者から、「○月に苗を植えて、○月ぐらいまで・・・して、秋に収穫したものです。××をするのは手間なので、しているところはあまりありせんが、とびきり美味しくなるので、私たちは××をしています。・・・」など、書いてあれば、顧客は、「へぇ、そうなんだ。ここまでしているんだ。残さず食べないと悪いわね」とかの思いになっていくでしょう。
工務店の場合
協力会社や設計士に、記事を書いてもらいます。お客様の喜びの声も頂いて、どんどん掲載すると良いです。
工事にはいろんな人達が出入りするわけですから、何をどんな人が行っているのか分かるとお客様も親しみがわくし安心もできます。
施工したお客様の許可をいただいて、この家の設計の工夫を、設計士に分かりやすく書いてもらうのも良いです。お客様に、商品のことを理解してもらうため、瓦のプロから「瓦の耐用年数は非常に長いのですが、防水の下地の交換は、××年が目安です」みたいに、口頭で説明しても覚えていられないような事柄を、ニュースレターで伝え続けるのも必要です。
プロフェッショナルな集まりですから、顧客からの質問を、それぞれのプロが紙面で回答することもできます。
ホームページにも利用
また、こうした記事は、情報が古びることが少なく、このままホームページに掲載してゆけば、どんどん充実した内容になっていきます。記事を依頼するときに、ホームページに掲載する了解ももらっておきましょう。
あなたのお店も、みんなでニュースレターを作ってみますか?