顧客支援でぜひ行いたいニュースレター、その中でよりパーソナルな部分に焦点をあてた個人通信を発行する具体的ノウハウの書。実例やメリットも詳しく書かれていますから、読めばすぐにやろう!という気になるでしょう。
この書では、ニュースレターと個人通信との違いは次の通りです。個人通信はニュースレターの個人版である、社長もしくは営業マン個人として出す自分新聞である、とされています(p46-47)。
どちらも顧客との関係性を構築・維持する点は同じですが、ニュースレターはお店からの手紙・お知らせ・雑記など、個人通信は個人の雑記で、より個人に重きをおいたものになると言えるでしょう。とはいえ、ニュースレターと個人通信との境目は曖昧ですし、気にすることでも無いと思います。
従って、ニュースレターと同様のメリットが生まれます。読まれやすい、問合せのハードルが下がる、指名されやすい、リピートされやすい・・・。多々あります。
もし、会社としてニュースレターに取り組まない場合、その社員が個人的に個人通信を発行するということも考えられます。
また、個人通信で書く内容は、個人の事柄の適度な自己開示です。自己の体験を主軸に、事実・発見・学び・宣言の4構成が例示されています。
■顧客と最高の信頼関係を作る営業ツール / 蒲池崇 (著)