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なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則2019.5.10

「事業を開始 → 社会に貢献 → 役割を終える → 事業を閉じる」

という、綺麗な終焉を迎えられればよいと思います。ビジネスの生誕から終焉までを上手に乗り切ったところと、当事者にとって破壊的なダメージを与える破綻をしたところと、年間どちらの数が多いでしょうか? あまりあてにならない数値かもしれませんが、福井県福井市でバブル崩壊以降、1万9千あった事業所が15年間で1万6千まで減りました(確かそのような数値でした)、年平均200の事業所が消えたわけですが、そこまでしょっちゅう倒産していたとは思えないので、廃業する方が多いのでしょう。

また、廃業・解散の方が多いのは、「東京商工リサーチ福井支店の調査によると、2017年の県内企業の休廃業・解散は457件で、倒産件数(45件)の10倍」(福井新聞2018/5/23)からも、分かります。

急激な社会の変化にビジネスが対応できなくなっても、それを急に変更できるかというとなかなかできるものではありません。世の中の変化が急すぎる、というのもどうかな、と思わないでも無いです。

本書で紹介されている破綻の事例は、中小企業にとって他山の石となるのも多いです。

 

■なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則 / 日経BP社