ブログ

パン屋さん向け開業本2019.1.26

パン屋さん開業に向けての指南書を図書館でたくさん借りて読んだところです。どれも、パンの知識や技術、開業までの流れ、コンセプト、開業の実例などが、詳しく書かれており写真が豊富で参考になったりと良い本です。けれども、 いずれも顧客管理についてすっぽり抜け落ちています


ある書では、売上が上がらず下がりかけているのでどうしたら良いでしょうか?という質問への回答として、掃除や洗い物を徹底する、接客を見直す、(捨てるパンの)再利用を考える、とパン屋さんにとっては当たり前であることが書かれています。もちろんそれらは基本であって、基本をおざなりにしているところも多いのですから、そうして改めて書く必要もあるでしょう。けれども、そうした基本をしっかり行っていても売上は上がらない、パンも美味しくお店の雰囲気も良いのに利益が出ない、実際、そんなパン屋さんも多いのではないでしょうか?5年前の私には分かりませんでしたが、今なら分かります。 売る買うというだけでなく、 顧客を支援し、顧客から支援してもらう、顧客とお店の相互支援(交流)が必要だったのです


この顧客とお店の相互支援(顧客管理)について、パン屋さん開業の本に、1章を設けて書かれているなら、街の小さなパン屋さんがもっと活き活きとしていくだろうと思います。