- 明治5年12月2日(グレゴリオ暦1872年12月31日)以前まで使われていた暦です。
明治5年12月2日の翌日が明治6年1月1日(グレゴリオ暦1873年1月1日)となりました。
そのため、明治5年12月3日から12月31日までの日付はありません。 - 旧暦の暦法は太陰太陽暦で、月の日数は、29日(小の月)か30日(大の月)になります。31日目はありません。
また、暦と季節のずれを修正するために、閏月があります。例えば、閏4月は、4月と5月の間にある月です。 - 閏月のある年は閏年といい、1年は13ヶ月あり384日程度です。閏月の無い年は、平年といい、1年は12ヶ月で354日程度です。
- 誤解が多いことですが、グレゴリオ暦と違い、旧暦の日付は季節感を示しません。
例えば、
慶応2年4月1日 1866年5月15日
慶応4年4月1日 1868年4月23日
は、旧暦で同じ4月1日であっても、半月以上の差が生じています。 - 旧暦の1年は、グレゴリオ暦では2年にわたります。例えば、明治2年1月1日(1869年2月11日)~明治2年12月30日( 1870年1月31日)です。明治2年の大半は1869年に相当するので、慣用的に、「明治2年(1869年)」と表記することが多いですが、これは混乱の原因になっています。「明治2年(1869年)12月30日」と表記すると、1869年12月30日と認識してしまいますが、実際は1870年1月31日だからです。
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