あまりに長すぎて、文章を追うのも飽きて、周辺登場人物のエピソードは流し読み。本筋と関係あるのか無いのか分からないまま最後まで読み、やはりあまり関係なかったようです。といっても、3日で読み通したのだし、続きは気になるし、で面白い本でした。例えるなら、アメリカのミステリードラマで、1つの事件をめぐる、シーズン5まである群像劇。見せ場も多いけれど、話がわき道に逸れて元に戻るを繰り返すパターン。
ミステリーかと思って途中まで読んでいたけれど、犯人当ては無く、サスペンスです。主人公は、被害者の祖父だとするとしっくりくるな、と考えつつ読み進めました。
■模倣犯 / 宮部みゆき