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高い城の男(ドラマ)2019.1.2

フィリップ・K・ディックの小説は好きで、繰り返し読んでいました。それを映像化したものは、はずれが少ないです。このドラマも当たりです。

仮にナチスが勝利していたら?とした場合の世界のリアリティが、このドラマでは凄いですね。人間のドラマ部分は若干退屈な感がしますが、演出にお金がかかっているだけあって、 小道具一つ一つに至るまでよく出来ています。

大ナチス帝国と大日本帝国との戦争直前にまでいたる対立は、アメリカとソ連との対立を思わせます。このドラマでの日本の政体はよく分かりませんが、立憲君主制で、軍部の影響は強いが帝国議会のある多党制の状態ではないでしょうか(一党独裁では無い)。大政翼賛の前は、実際そうでしたから。