とんでもない実行力のある人の話です。実行する前には、成功事例や失敗事例を調べてその上で考えて考えて行動しているので、成功する確率も高い。
こうした人に今まで会ったことがあるかないか、、、無いな。今まで周りにそんな人はいませんでした。
万に一人いるかいないかの規格外の人です。こうした人でなければ限界集落の問題を解決できなかったのでした。
では、こういう人がいれば、各地の問題は解決するのでしょうか? いえ、そのまえにここまで行動力・実行力のある人がどれくらいいるのでしょうか? いないからこそ、この本の内容に、読んだ人は感動するのです。
地域の問題を解決するには、行政を筆頭に周囲の人は、こういう人を応援すべきです。けれども、まずもって、このような人はいない。では、行政はどうしなけばいけないのか?
こうした行動に移してゆく人がいないのなら、そういう人を育てる仕組みを構築する。また、今まで有効で無かったやり方を改めて、問題解決のための仕組みを再構築する。今の自治体の「予算をたてて執行する」という枠組みで事をなそうというのなら、時間はかかるとしても、こうしたところから取り組むと良いと考えます。
■ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?/高野誠鮮 (著)/講談社+α新書