近年の中で稀にみるハードSFの金字塔。現在の科学の知見を、映像でよくもまあここまで表現したな、という感動に震えます。
私にとって、宇宙の理論は、Newtonなどを読んでいてもその理論は結局理解できなかったし、数式は頭に入ることは無かったし、結局雰囲気しか味わうだけなので、こうしてエンターテイメントになった科学が良いわけです。
科学の素養はどこまで取得しておくのが良いのでしょうね?私の場合は、物理も化学も生物も受験のための詰め込みについていけなかった口ですが、地学は面白かった。当時の地学の勉強によって学んだこと(天気や地球の歴史など)が生きています。
この映画も、そうした宇宙物理の素養がある人にとっては更に楽しめるものですが、そうでなくても、充分その凄みが分かります。