ブログ

寺院管理ソフトを超えて2018.3.25

寺院管理ソフト・寺院向けソフトのガンジス

寺院管理ソフトとは

寺院向けのソフトウェアは、寺院管理ソフト・檀家管理ソフト・寺院支援ソフトとも呼ばれます。これら寺院用ソフトウェアに共通する機能は、檀家(御門徒)の連絡先・現在帳・過去帳・年忌計算・中陰計算・書類出力・会計・スケジュールです。

これらのことを紙で処理するのではなく、PCで行うことによって寺務の効率化を達成するのが寺院用ソフトの目的です。例えば、檀家さんの連絡先を調べるのに、紙をめくって探すのは時間がかかりますがソフトで検索すれば一瞬で分かります。年忌の案内も、過去帳をめくって書き出すのでは無く、ソフトで出力すれば瞬時に正確な年忌案内が出力できます。

ご縁帳ガンジスの目的

ご縁帳ガンジスは、このような寺務のための他、ご縁の記録を残すことで、

  • 今の檀家さんと関係を深める
  • 50年後、100年後のお寺の住職が、檀家さんの子孫と先祖の話ができる

を目的としています。

 

会話した内容、受けた相談、おこなった法話、頂いた御布施、清掃のお手伝いなど、ご縁を記録に残すことによって、今の檀家さんをより理解できるようになります。また、将来においては、過去帳にある俗名・戒名(法名)・歿年月日だけでは分からなかった故人に関する人生が、未来の住職と子孫の間で共有され実感されることになります。

 

ご縁帳ガンジスは、寺務のための寺院管理ソフトという役割を超えて、寺院の基盤である檀家さんとの関係を今と将来にわたって維持・拡大することを目的としています。

参考

ご縁を記録し確認する