さくらVPSで、Rocky Linux 8の利用についての留意点です。
Cent OS 8での設定方法に近いですが、異なる部分もあります。
Rocky Linux 8
PostgreSQL 10は、Rocky Linux 8でサポートされます。
Rocky Linux 9ではサポートされません。
Rocky 8の、サポート終了予定日は、2029年5月31日です。
参照
OSセットアップ情報>Rocky Linux 8
スタートアップスクリプト
さくらVPSの、スタートアップスクリプトは利用しなくて良いです。
パケットフィルター
さくらVPSのコントロールパネルで、パケットフィルターは、設定しなくて良いです。
ただし、解説によると、
接続可能ポートはありません。 全てのポートが閉じられるため、外部からは接続できない状態です。
エフェメラルポート TCP/UDP 32768-65535番ポート、NTP UDP 123番ポート、IPv6通信、ICMP、フラグメントパケットは全て許可されます。
なので、「全てのポートが閉じられるため」と書かれていますが、実際は全てのポートというわけではないです。
PostgreSQL 10のインストール
ダウンロードしてインストールする方法は、Cent OS 8と異なります。
検証しきれいていないので、一部だけ留意点を書きます。
1 | export PGSETUP_INITDB_OPTIONS="--encoding=UTF-8 --no-locale" |
を、試してみたところ、うまくいきませんでした(なにか、他の段階で間違っているのかもしれませんが)
一度、データベースクラスタを削除してから、
1 2 | su postgres pg_ctl initdb -o "--encoding=UTF-8 --no-locale" |
で、初期化しました。
次のように、エンコーディングがUTF8、照合順序・文字の分類を、Cにするための設定です。
ファイルパスが異なる
私が、インストールした時は、Cent OS 8で解説したのとは異なり、パスが異なりました。
例
ファイルを編集する
1 2 | vi /var/lib/pgsql/data/postgresql.conf vi /var/lib/pgsql/data/pg_hba.conf |
開始・停止する
1 2 | sudo systemctl start postgresql.service sudo systemctl stop postgresql.service |
その他
1 | usr/pgsql-10/bin/postgresql-10-setup |
とかは、
pgsql、postgresql-setup でした。