司法書士・行政書士・税理士、不動産業の場合
宅地建物取引業の場合、平気で10年前の案件・物件での問合せがあります。
最終的には、当時の物件ファイルや契約書を見る必要がありますが、概要や、交渉の経緯、顧客対応、顧客の事柄を、ガンジスに入力しておくことで、10年経っても、当時と変わりない対応をすぐに開始することが可能です。
不動産の売買は、顧客にとって一度きりかもしれませんが、ニュースレターを定期的に送り、交流を維持しておくことで、再度の依頼や紹介が増えます。費用のかかる広告では無く、今までの顧客という財産から、見込み客を増やしていく方法です。
工務店・リフォーム会社の場合
お得意様が、口コミをしやすくするような、パンフレットやサンプルを渡しておく方法もあります。また、業界の仕組みや、自社の強みを、お得意様に理解しておいてもらうと、口コミをしやすくなります。
サロン・物販の場合
履歴に残していく記録の例です。実際にガンジスを利用している自坊のお寺でも、同様の内容を記載しています。それをアレンジして、珈琲豆焙煎店を想定した記録例を作成しました。
この記録にあるような顧客との交流を通して、新規客が固定客になっていきます。
- ニュースレターは、交流のためのツールです。珈琲の淹れ方教室を開催します、とのチラシではなく、ニュースレターに、これこれこういう考えで淹れ方教室を行います、と店主の思いを伝えることで、反響が高まります。
- 珈琲の淹れ方教室は、顧客体験型のイベントです。顧客が参加できる催しは、交流が深まります。
- 顧客の喜びの声(イベントの感想)をアンケートなどで貰い、それを次のニュースレターに掲載するようにします。イベントの良さの説得力が高まり、ニュースレターの原稿も増え、また掲載した顧客にとっても喜ばれる、という幾つもメリットがある方法です。
- イベントの反省も記載することで、次回の改善に繋がります。
- 顧客との会話の内容を記録し、次回、顧客が来店した時に、どのような話をしようかと事前に準備しておくと、顧客と会ったときに話がしやすいです。記録しなくても、全ての顧客との会話の内容をきちんと覚えておくことが出来る、スタッフ間で共有できる、というのなら、記録をしなくても良いでしょうが、それは出来ることでありません。相手のことを覚えておく、というのは相手を尊重することです。よく会う友人とは、お互いによく知っていますから話が弾みます。友人と同様に、たまに会う顧客と話を弾ませ交流を深めるには、記録が役に立ちます。
交流は、自然となるものでは無く、意識的に行わなければ発生しません。そして、友人と交流を続けるように、顧客との交流を続ける為には、その交流の内容を文章にし記録に残します。そのメリットは大きく2点です。
- 文章を書く中で、交流の内容を検証し改善点を見つけ次に繋げることが出来ます。
- 顧客の事柄を記録することで、顧客を尊重することに繋がります。
これを、積み重ねていく中で、交流が深まり、顧客が固定客になっていくわけです。