ブログ

カルチェ・ラタン2018.12.29

信仰に関する論争が書かれているが、どこまで正確なのか深みがあるのか、判断できない。なんとなく、そうなのかなぁ、という雰囲気を味わうのは楽しい。当時のフランスの風俗も、なるほどそうなんだ、という面白さがあるけれども、どこまで事実に即しているのかよく分からない。そのあたりが、読んでいる中で、もやもやした。

エンターテイメントとしてはとても面白かった。ホームズ・ワトソンのような組み合わせの二人が登場するが、こうした形式は黄金パターンですね。

■カルチェ・ラタン / 佐藤賢一 (著)